『まるのみへび』

トリの被り物の画像

涼しい季節がやってきました!

秋は?

食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋です。

我が家の子供たちは、やっぱり、読書の秋ですね!

といっても、ほぼいつもと変わらず、私がゴロゴロしていれば、本を持ってきて、「これ読んで!」と隣に横になる感じです。

基本何もなければできるだけ読んであげることにしています。

が、2人分となると、かなりの数になり…。

多いときは、10冊以上読むことになることもあります。

のどは乾くし、声はかすれ、大変なことに。

本を好きでいてくれるのは、うれしいので、いっぱい読んであげたいのですが…誰か代わりに読んで~と、思う日々です。

『まるのみへび』

さて、へびと聞くと怖いイメージがある私。

この絵本に出てくるへびさんも、丸のみにしてしまう怖いへびだと題名から想像し、読み始めたのですが、読んでいるうちに、だんだん、かわいそうになってきました。

お腹を空かしたへびさんが、カエルに出会うんです。

そのカエルを丸のみしたら、カエルはお腹の中で、発声練習を始めてしまうんです。

思わず、一緒に発声練習をしてしまう、素直なへびさん。

大きく口を開けた瞬間に、口からカエルがぴょんと出てきてしまい食べ損ねてしまいます。

次に、出会ったのは、お相撲さんのブタ。

このブタも、丸のみにしてしまいます。

するとブタは、お腹の中でシコを踏みます。

痛さに耐えきれず、吐き出してしまい、またもや食べ損ねてしまうのです。

今度は、ウサギに出会います。

ウサギに「あたしをたべるの、きょうはやめておいたほうがいいとおもうけど」といわれますが…。

もちろん、丸のみです。

そのあとに、トリのすをみつけ、デザートだと喜びながら食べまあす。

ところが、食べたウサギは、風邪をひいていたのです。

お腹の中で、くしゃみをします。

なんだか、へびさんも鼻がムズムズしはじめ、くしゃみをします。

そう、ウサギの風邪を貰ってしまったのです。

大きなくしゃみとともに、ウサギは口から出てきてしまいます。

熱まで上がってきた、へびさんのお腹も中には、トリの卵。

温められて、卵から、ひながかえり、口から出てきます。

その後、病院に行くイラストで、絵本は終わります。

なんだか、とってもかわいそうでしょ。

結局、何も食べられず、風邪を貰ってしまうだなんて、踏んだり蹴ったりです。

『まるのみへび』花田 鳩子/文 植垣 歩子/絵

口から飛び出して来るたびに、我が家の子供たちは、笑っています。

ぜひ、読んでみて下さい。

ではでは。

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